top
Sunlake TOYOBO・新着情報 チームについて レース結果 製作記録・レースレポート サンレイクの構造
Sunlakeロゴ ページロゴ1 ページロゴ2
line1 line2  PHAETHON2004 レポート2 line3
   
  report top
  1993
  1994
  1995
  1996
  1997
  1998
  1999
  2000
  2001
  2002
  2003
  2004
    11’号車概要
    ギリシャへ1
    ギリシャへ2
    Phaethon 1
    Phaethon 2
    Phaethon 3
    Phaethon 4
    Phaethon 5
    製作記録
    鈴鹿2004
  2005
  2006
     
 
icon 先発隊出発(日本時間2004.05.18夜)
 
 

 今回のギリシャレースでは竹原、前田、平澤、下村、高橋の他に助っ人としてシバタファミリーチームの太田氏及び立命館ソーラーカーチームの森口氏も加わった7名がピットクルーである。点検や準備のため、レース数日前から現地入りしたいところであったが、仕事の都合もあり、先発・後発2班に分かれてのギリシャ入りとなる。先発隊として平澤、太田氏、森口氏の3名でレース開催の3日前に出発することになる。彼らの主な任務はソーラーカーの開梱である。

 関空に早めに到着した先発隊はこれから2週間食えそうに無い蕎麦をすすり離陸を待つ。日本ではなじみの無いエミレーツ航空は数年前に出来た航空会社であるが、その分機材が新しい。飛行機内のアメニティも申し分無く個々の座席にある小型モニターで映画&ゲームを楽しめる。事前にネットで得た情報どおり、機内はペンギンが住めるほど寒い。

 
icon 先発隊ギリシャ到着(ギリシャ時間2004.05.19昼)
 
 

 ドバイ経由で22時間ものフライトを終え、やっとアテネ国際空港へ到着。天候は晴れ。夢にまで見た、これがギリシャの空だといわんばかりの快晴!

 レース中のサポート車となるレンタカーを借りるためユーロップカーのオフィスへ行く。窓口にて「Phaethon2004手配のTeamSunlakeで予約が入ってるだろう」と言うと「知らん。予約ナンバーは?」と予想通りの答え。「Phaethon2004の事務局パパゲリョー氏が話しつけているはず」とプッシュ。何回かオフィスの人間が電話をしてやっとOKの返事がもらえる。

 レンタカーのストックヤードへ行くと、そこには巨大なバンが・・・。日本では売っていないルノーの車”トラフィック”は、欧米人サイズ9人乗り+広大な荷物空間。日本のハイエースの巾より20cm以上広く、310cmという巨大なホイールベースをもつバンだ。エクステリアも独特でまるで象みたいな車だ。とりあえず乗り込んでみるとマニュアルであることが判明。一同しばし呆然とする。

トラフィック
同じく9人乗りスクードと比較
トラフィック
同じく9人乗りスクードと比較

 気を取り直し、宿泊地であるグリファダに向かうことにする。しかし空港内を脱出するのに3周も廻り、おまけに看板が少ないのでグリファダへの幹線道路に出るのに時間を要し、さらにはすごい渋滞でかなりのグロッキー状態。道路は、オリンピックの影響か、いたるところで工事をしておりほこりっぽい。しばらくし、海沿いの幹線道路に出たとたん渋滞は解消。景色も綺麗になり、ほっと一安心。
 宿泊のフェニックスホテルも奇跡的に一発で発見し17時にチェックイン完了。チェックインして後発本隊に「無事着いた」と第一報をメール送信する。

   
icon ソーラーカー開梱(ギリシャ時間2004.05.20)
 
 

 翌朝、深夜に到着した東海ファルコン、OSUなどの日本チームのクルーでホテルのロビーはごった返している。

 先発隊は一足先にソーラーカーの保管場所であるエリニコン旧国際空港に行きコンテナの到着を確認し、ソーラーカーの無事も確認する。

 先発隊の3人だけでは下ろせるはずも無い。郵送費節約のため一つのコンテナで2台を合い積みした東海ファルコンのクルーを待つ(>>積み込み作業の詳細はこちら)
 しかし東海ファルコンチームはレンタカー確保に奔走しておりなかなか来られない。早く助っ人が欲しかった我々は一旦、ホテルに引き返し東海ファルコン、その場に居合わせたOSUのクルーを乗せられるだけ乗せ旧国際空港に引き返す。
 その後、ようやく積み下ろし作業が始まる。積み下ろし作業は、積み込みよりは楽ではあるが、東海ファルコン号と2段積みのため、SunLake号をコンテナの床に下ろすには相当苦労する。約3時間がかりで無事降ろし終える。

積み下ろし
バッテリー充電
東海さんの助けを借りて積み下ろし
バッテリー充電

 後発隊が到着する前に一通りの作業は済ませようと、バッテリー充電と車体点検、更にサーキットでの試走も行なう。
 当初、サーキットレースはアテネ郊外のメガラサーキットで行われる予定であったが、この日、旧国際空港の特設コートに変更となったことを聞く。われわれはメガラサーキットに照準を合わせてモーターのセッティングをしていた。伴走車で最高速を測るとせいぜい95km/h程度がしかでない。直線が長い特設コースでは不利だと確認する。

   
icon 後発隊出発(日本時間2004.05.20夜)
 
   後発隊は竹原、前田、下村、高橋の4名である。二日早く到着した先発隊からの情報に基づき、エミレーツ航空の機内に冬服と使い捨てカイロを持ち込むことにする。
 アテネ近郊、なんと今回のイベントのベースキャンプになる旧アテネ国際空港の近くで爆弾騒ぎあったと、日本では大きく報じられ、少し不安を覚える。更になる不安を煽るように台風2号による雨と風が強くなる。台風の影響を考え、少し早く関西空港に入るが、予定通り飛行機は出発する。
   
icon 後発隊ギリシャ到着(ギリシャ時間2004.05.21)
 
 

 後発隊もドバイ経由で無事にギリシャ到着。
 先発隊からの情報でバスにて宿泊地グリファダに向かう。先発隊はレンタカーにてかなり苦労してホテルに到着した経験から、バスを推薦したが、バスも困難を極めた。
 バスは、我々含め観光客の大きな荷物ですし詰め、運転はかつての東京都営バスよりあらっぽい。アナウンスも行き先表示も、なんにもなし、バス停名はギリシャ文字で書かれていて短時間には読みとる事ができない。なんとか降りる場所を確認してやっとのことでホテルに到着。

 ホテル到着後先発隊と合流し、まずはソーラーカーを確認するために旧国際空港に向かう。監督以下後発隊もソーラーカーの状況を確認した後、特設サーキットコースを見学。平澤、高橋両ドライバーによるテスト走行も行なう。

 昨日、平澤が走行したときは最高速が95Km/h程度であったが、特設コースはかなり高速レースが予想されたため、最高速が伸びる設定に再度モーター設定を調整する。テスト走行を行い、最高速が120Km/h程度は出そうなことを確認する。

  今回の遠征には、たくさんの方から、ありがたいカンパを頂いた。せめてカンパを頂いた方のお名前とだけでも一緒にギリシャを走ろうと、飛行機の中で高橋が作製した名前入りテプラテープを車体に貼り付け、この日の作業を終了する。

テスト走行
支援者のお名前の一部(敬称略)
テスト走行
支援者のお名前の一部(敬称略)
 
  >>Phaethonレポート3へ

レポート1レポート2レポート3レポート4レポート5
   
line1 line2
ページトップへ
line3

トップ 新着情報 チームについてレース結果製作記録レースレポートサンレイクの構造


Copyright TEAM SUNLAKE. All rights reserved.
お問い合せ mail to :satoshi_maeda@toyobo.jp

"The Place in the Sun" トップへ

SUNLAKE Original website
2014.08.20 renewal open