top
Sunlake TOYOBO・新着情報 チームについて レース結果 製作記録・レースレポート サンレイクの構造
Sunlakeロゴ ページロゴ1 ページロゴ2
line1 line2  ギリシャ行きの準備開始 line3
   
  report top
  1993
  1994
  1995
  1996
  1997
  1998
  1999
  2000
  2001
  2002
  2003
  2004
    11’号車概要
    ギリシャへ1
    ギリシャへ2
    Phaethon 1
    Phaethon 2
    Phaethon 3
    Phaethon 4
    Phaethon 5
    製作記録
    鈴鹿2004
  2005
  2006
     
 
icon レギュレーションの確認
 
 

 ギリシャレースに向けて1月に入りやっと準備を開始し始めた。まずはレギュレーションを確認しソーラーカーの改造が必要かを調べなければならない。
 当然レギュレーションは英文である。サンレイクのメンバーは当然の様に英文には堪能ではなく、和訳を平澤夫人にお願いをした。平澤夫人の対応は早く昨年9月には和訳が完了し各メンバー配布されたが、それでもレギュレーションを読まないというメンバーがおり、この時点で難航を極めた。
 結果、レギュレーションに合わせるために次の作業を行わなければならないこととなった。

・バッテリーの容量UP(18kgから27kgへ)
・ブレーキがかかったときにモーターへの電力カット
・90dB以上のホーンの取り付け
・シャーシ&モーターの番号票取り付け
・ウインカー幅の変更

 また、これら作業以外にギリシャ一般道を走る距離が非常に長いことから、サスペンションのバネレートを変更することとした。
  現在使っているバネはサーキットコースを走ることを前提としている為、極めて硬いバネとなっており一般道を走るとギャップ等の衝撃が大きく伝わってしまう。
 さらに、一般道走行を考慮し、シャーシにも捩れを低減させるために補強リブを加えることとした。

 
icon 改造作業
 
 

バッテリーの容量UP
 これまで鈴鹿ではポリマーLiイオン電池は18kgまでであったが今回のギリシャレースでは29kgまで許されるため、現在2並列となっているバッテリーを3並列に増設。
 新規にバッテリーを購入することは、資金的には苦しいが容量が1.5倍の差は大きい。
 バッテリーが届いたのは3月中旬で3月末にはコンテナ積み込みなので急いで作業する必要があった。
 しかし、監督は東京へ長期出張、前田も出張が多く、平日は竹原、高橋の2名しか作業にあたれなかった。さらに高橋が各メンバーにバッテリーの組み方に関して質問をしたのにもかかわらず回答が有ったのは平澤のみで、2人は寂しい環境下でバッテリーセットの組み上げを行った。
 しかし、これがトラブルを招いた。組みあがったバッテリーセットをバッテリーケースに入れようとしたところ入らない。新たに組み上げたものがかなり大きくなってしまったのだ。
  結局、せっかく組み上げたバッテリーを再度ばらして組みなおすという作業を再度行わなければならなくなった。

モーターへの電力カット
 これは後で回生ブレーキも併用できるように切り替えスイッチを取り付け、必要な時には電源を生かし回生ブレーキを使える構成で回路を増設した。

ホーンの取り付け
 これまで神戸でのラリー競技ではホーンの取り付けが義務付けられていたのでそのホーンを流用して対応した。

シャーシ番号シャーシ番号等の取り付け
 これは一般車両でのラリーをレギュレーションは意識しているようで、平澤曰く「何か有れば良いんだろう」ということで取り敢えず、テプラで安直に対応してしまった(そんなもので大丈夫なのだろうか??)

ウインカー確認ウインカー幅変更
 サンレイクのボディーは流線型をしており、車体後部が絞られた場所にウインカーが付いているので、レギュレーションで規定の1.4m以上の間隔がなければならないという規定に違反してしまう。
 この為、後付けで直ぐに取り付けられるよう予備のウインカーセットを作製した。

ギャップを越えるバネ変更
 サスペンションのバネを柔らかいものに変更して会社内駐車場を走行し走行感を試しながら最適なバネを選択。ギリシャにはこれまで使っていた硬いバネを持っていくこととした。

シャーシの補強シャーシの補強
 かねてからシャーシが捩れていることは問題視されていた。今回平澤の強力な提案で、この際補強を加えることとなった。
 サンレイク号のシャーシはバスタブ構造であるが人が乗る部分は開口部が大きく捩れる原因となっていた。そこで人が乗る部分の両側にカーボンで5cm程の張り出しを作り捩れを抑えることとした。
 実際に取り付けた後、監督と竹原は後輪を左右に揺らして捩れ具合を確認したが、2人とも揺らした直後に 「? 改善された?」 その後、平澤が揺らして「おー 凄く改善された!」 と満足げな表情を見せ、一件落着?

 全ての改造は作業の取り掛かりが遅かったため、3月末までかかり、コンテナ積み込みの前日にやっと完成した。

   
icon TV取材?
 
 

今回のレースに関してTV番組制作会社が番組を企画しているようで芦屋大学及び大阪産業大学を中心に取材を始めていた。
 2月中旬に芦屋大学で行われた日本から参加チームのレギュレーション等に関する打ち合わせでも取材があり、番組制作会社から「ギリシャまでの間、ソーラーカー製作などの各チームのスケジュールを教えてください」との発言を真に受けた監督は直ぐにスケジュール表を連絡した。
 その回答は「今のところサンレイクさんは取材予定なし」。
監督はめげずに「うちも取材してよ」と懇願したところ、サンレイクも取材対象となった。
 しかし、無理にお願いしていることもあり実際に番組に使われることが有るのか??

芦屋大学で会議  取材

   
icon ついに搬出
 
    3月29日にいよいよコンテナ積み込み。
 今回は運送経費を削減するため、同じくレースに参加する東海大翔洋高校殿との混載となった。
  コンテナの大きさは2m×2.3m×6m。ソーラーカーは1.8m幅×5mの大きさがある。これを2台積む為にコンテナ内にパイプにて棚を組み、そこに2台のソーラーカーを縦積みにした。
 積み込みは東海大翔洋高校殿とサンレイクの中間地点で積み込むということになり名古屋で行った。
 作業は予想以上にてこずり時間が掛かったが、何とか2台を無事積み終えた。次にギリシャで無事に会えることを祈る。

コンテナ

 
 
line1 line2
ページトップへ
line3

トップ 新着情報 チームについてレース結果製作記録レースレポートサンレイクの構造


Copyright TEAM SUNLAKE. All rights reserved.
お問い合せ mail to :satoshi_maeda@toyobo.jp

"The Place in the Sun" トップへ

SUNLAKE Original website
2014.08.20 renewal open