ギリシャからソーラーカーが戻ってくるのは、思いのほか時間がかかり、結局、日本に戻ってきたのは、鈴鹿レースの1週間前であった。
東海大学翔洋高校チームと混載されたコンテナは無事に名古屋港に着いた。東海大翔洋高校の協力のもと、無事にコンテナから降ろすことができた。
われわれはすぐに、NGMモーターの取り外しにかかった。取り外されたモーター取り付け用部品は、これまた直ぐに、部品製作を依頼している太田氏のところに運ばれた。太田氏の協力により、極めて早くモーター取り付け部品を製作して頂き、ソーラーカー到着から、モーター取り付けまで、僅か3日で完了した。
新規に取り付けられたミツバ製モーターは、社内でのテスト走行を無事にこなし、何とか鈴鹿には参加できそうな目処が立った。
ソーラーカーのボディーの方は、ギリシャレース最終日のアテネ郊外の過酷な路面状態によって、ボディー後方で歪が入り、僅かに垂れ下がった状態となった。ボディー裏面の潰れた部分のZylonを剥がして、弱った部分にのみカーボンとZylonの2重積層構成として、貼り直して垂れ下がった部分を修正した。
以上、モーターとボディーの2点の改造を終え鈴鹿に向かう!
(電装系の確認は一切していないが大丈夫か!?) |