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車検 |
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例によって今年も車検一番乗りを目指した! 昨年より独立ピットを割り当てられるようになり、しかも、車検受付場所に近いピットであるため、以前にもまして一番乗りがしやすくなった。
本年よりバッテリーに関するレギュレーションの変更があり、バッテリーの重量計量があったものの、殆どの項目を修正無しで無事通過し、最終チェック項目である、ブレーキテストに向かった。車検時のドライバー平澤は車検馴れしておりブレーキテストにも余裕で構えていたが、いざブレーキテストを実施すると、油断していたためか停止線ぎりぎりで止まった。ともあれ、これで無事8年連続車検No.1となった。
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フリー走行 |
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いつもならば、6月の鈴鹿テスト走行でデーターを収集しその結果に基づきレースに挑む。
しかし、今年は6月にマレーシアのレースに参加していたためテスト走行が出来ずデーターがない。
しかも、昨年に比べ足回り系で多くの改良点があるので、フリー走行でデーター収集を行った。
ドライバーは高橋が乗り込み、新生足回りとラチェット効果の確認に向かった。数周をこなし高橋の車に対するコメントは「ハンドリングが良くなり、シケインが楽に回れるようになった」と、好評である。
その印象を裏付けるかのように得られた電力データは、昨年よりも約6%効率が上がっていることを確認した。(参考リンク:電力データ比較>>詳細へGO
)今年のレースが期待できる! |
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予選 |
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この日は、夜明けから天候が思わしくなく、予選が行われるころには僅かながら小雨が振り出した。
もともと予選ではそこそこの位置に付ければ良いと考えていた、ドライバー平澤は更に安全サイドに心が動いてしまい。最低義務周回3周でピットに戻り、予選記録タイムは5分10秒であった。最終的に予選順位はクラス4位、総合7位となり、まずまずのポジション、本戦スターティングドライバーロケットスタート高橋を持ってすれば何とかなるだろうとピットクルー全員が思っていた。
しかし、これが、スタート直後、高橋を多少では有るが煩わせた。 |
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第1ヒート |
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今年のレースほど、自動車レースらしかったレースは無い。
我々は9番グリットからスタート。ドライバー高橋はいつものようにロケットスタートをしようとしたが周りの車に阻まれ思うように前に出れない。団子状態のまま1コーナーへ消えた。
スタートこそ抜け出すことは出来なかったが、そこはロケットスタートの高橋である。
その後、直ぐに何台かを抜き去り、6分2秒というかなり早い記録でオープニングを飾り、2周目は5分46秒と更に高速であった。
その後は、曇天のため徐々にラップを落とし周回を重ねたが、我々がラップを落としている間にドリームクラスのOSU、TIGA、ファルコン、パンダサン、オーストラリアチーム、玉川学園の6台がめまぐるしくトップ争いを展開。
SunLakeは平澤にドライバーを変えてからも相変わらず6分30秒程度にラップを落とし、先頭集団とは距離をおいた展開であった。 |
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3時間を過ぎると、折からの曇天で十分な電量を得られないため、多くの車が「ヨタヨタ状態」となり、平澤は「第2ヒートの終わりみたいだ」とコメント。
トップ争いは、TIGAとファルコンに絞られ、OSUと我がSunLakeがマイペースで走りつづける。ピットでは明日の天気予想や、残存電力についての議論がなされ、明日も曇天と予想し、なるべく多くの電力を残す方針でラップを上げずに走行することになった。
結果、上位集団とは1周回差の37周回を回り総合4位、クラス1位で第1ヒートを終えた。今年は、ファルコンや玉川ドルフィンなど改良された車がでてきて、総合での表彰台は難しそうである。 |
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整備 |
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第1ヒート終了後、懸案となっていたラチェットシステムの動作確認作業が行われた。
確認の結果、今回改良を重ねたラチェットは遂に、正常に機能し続けていたことを確認した!
また、全てのタイヤの減り具合は極めて少なく、ステアリングの改善の効果も大きく出ていた。
第2ヒートが期待できる。 |
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充電時間 |
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昨日に引き続き天候は思わしくない。充電開始時間の朝10時ごろには晴れ間が見えたりすることも有るが、満充電にするのは難しそうである。
第2ヒートも難しいレース展開となりそうである。第1ヒート終了時のバッテリー残量は昨年もあり、結局、昨年同様の75%程度までバッテリーを回復させることは出来た。 |
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第2ヒート |
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第2ヒートのスタートも高橋がドライバーを勤め、監督指示は「取り敢えず6分ぐらいでいこう、オープニングラップは取っても良いよ」であったが、これを高橋は「オープニングラップを取りなさい」と受け取ったようで、またしても、トップでホームストレートに戻ってきた。
昨年の大会以来、「スタートドライバー高橋」、「オープニングラップ」がTeamSunLakeのお約束となった感がある。
スタート後は、例によって目標ラップに向けて徐々にラップを落とし、マイペースで走る。 |
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その一方で、上位4チーム、ファルコン、TIGA、OSU、玉川ドルフィンは激しいバトルを繰り広げる。特にファルコンとTIGAの首位争いは熾烈で、ピットからは、「上位4台の車に近づくな! 酷い目にあうぞ!」との連絡を入れていた。
ドライバーが平澤に代わった後もマイペースで走りつづける。その間に、順位は総合4位から7位まで低落、しかし、ペースを上げても最終的な周回数が増えることは決してないという
強い信念の元ペースを守り続けながら走行。そしてレース終盤には、総合5位まで回復。
更に、玉川ドルフィンがピットイン、タイヤ交換で手間取っている間に4位に復帰。
ステアリング改良によるタイヤ交換が不要になった成果といえる。
しかし、上位3チームは、30秒以上速いペースで周回を重ねており、総合での表彰台は今年は無理かと誰もが思い始めた。監督は既にクラス優勝の勝利確定が何時になるのかだけを考えているようで、PM4:25クラス優勝の勝利宣言がなされた。これで本年目標のクラス3連覇は達成された。 |
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そしてその約10分後、それは起こった。
激しく首位争いをしていたファルコンが突如シャーとカットしてピットに入ってきた。俄然ピットが騒がしくなる。思えば昨年も似たような展開があった。昨年3位を走っていた金沢工大が止まったとき思わずガッツポーズを出してしまった監督は、今回は感情を体で表すことは無かった。
ファルコンは4分ほどピットに留まった後、再スタート、SunLakeのピットクルーはやや落胆気味、しかし、神は我々を見放さなかった。ファルコンは上り坂で直ぐに止まってしまった。
その横をすり抜ける平澤からは直ぐにピットに連絡が入る「ファルコン止まっている!」
残り15分、後は今のペースで走り続ければ総合で表彰台に登れる。そして順調に周回を重ねいよいよ最終ラップ、バッテリーの残量には若干の余裕があると判断したピットからの指示は「全開で走ってきて」、これに答えて平澤は直ぐにモーターに電力を入れあのNGM独特の大きなモーター音を立てながらホームストレートを去っていく。 |
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最終ラップは5分19秒のベストラップで終え、第2ヒートは40周回をクリアした。
結果、周回数77週、天候の関係もあり昨年よりも減ってしまったが、一昨年、昨年に引き続き3年連続で総合での表彰台に上がり、クラス3連覇を達成。さらに、クラス2位とは昨年以上の周回差をつけての圧倒的勝利となった。
次の目標はやはり、チャレンジクラスでの総合優勝しかないのか?! |
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