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icon 車検と予選
 
 
保管場所前にて_画像
シャーアラムモスク_画像
保管場所前にて
シャーアラム モスク
   
  予選_画像1ソーラーカーが格納してある体育館から車検会場までは約2-3kmあり、その間は各自トラックで運ぶか、自走することになる。我々は自走したが、一般車両と平走するのは極めて危険で緊張した。
鈴鹿のレースではいつも一番で車検を行うのだが、今回は車検の順番が決められているので従わざるを得なかった。
車検は、体重チェック、バッテリー、車両サイズなどのスタティックなものとスラローム走行、最高速テスト、ブレーキテストなどの動的なものの2種類が行われた。
体重チェックでは、日本から調整用のバラストを持ってきたが、マレーシアの極めて信頼の置けるヘルスメーターではかなりずれており。慌ててバラスとの組合わせを調整する必要があった。
   
予選_画像2動的テストは、予選も兼ねているようで(詳細な説明が無かった)スラロームと最高速とブレーキテストの一連テストに所用する時間が予選となるようで、上位チームはかなりの速度でスラロームをこなしていた。
このドライバーはなれた平澤が勤め、かなり速い速度でスラローム及び最高速を出した。
一般道をも閉鎖しての走行で、サーキットとは違い路面が悪く、一部にギャップがありギャップを乗り越えるときはかなりの衝撃を受けていた。
予選結果は堂々の4位で幸先のよいスタートとなった。
   
  予選_画像3車検終了後、翌日の第1LEGに向けて準備を行っていた時点で初めて、後輪周りのカウルが無いことに気づく。
日本でのコンテナ積み込み時に「カウルはいかにも忘れそうだから」と念を押して確認したので積み込み忘れはないはず、しかし無い。
何とか製作することとし、一先ずブリーフィングに向かう。
ブリーフィングは相変わらずマレーシアタイムで始まり、勝負は3日間の走行距離の合計。チェッカーと同時に、その場で停車。500m毎にオフィシャルが立ち、レース終了時の位置を記録する。LEG1,LEG3は公道。完全封鎖に努力するが(!)完璧さは期待できそうもない。犬、猿、オートバイがコースに入り込む可能性もある、などの注意があった。
その後、ウエルカムパーティがあったが長いマレー語の挨拶と、大きなBGMとに辟易し、早々に退場無くなったカウルの製作作業組と(竹原、平澤、前田)、熟睡組に分かれた。作業組はすぐに作業できるものと思っていたが、24時間空いているはずの保管場所は鍵が掛かっており、空くまでのロスが有った。
その後、前田のアーミーナイフが大活躍し、無事後輪カウルを製作。
   
icon 第1LEG
 
  第1LEG_画像1第1LEGはシャーアラムの市街地を封鎖して1周約8.3kmのコースで9時から15時まで行われた。スタートドライバーを 高橋にしようとした監督だが、午前中の涼しい時間帯を体調の悪い監督が走った方が良いとの全員からのアドバイスを受け、スタートドライバとして監督が搭乗。9時にスタートの筈が、コース封鎖に手間取り約5分遅れ程度でスタート。コースは想像以上に路面が荒れており、また、運転していた監督からは路上を、車幅の半分ぐらい有りそうな蜥蜴が歩いているのを目撃したと後にコメントしていた。しかしながら、ソーラーカーは11分程度のラップタイムで順調に周回を重ねていった。10周、2時間を経過した時点でドライバー交代のためピットに入る。
   
  第1LEG_画像2監督は降りてすぐ、カウル前部に異常がありそうであることを指摘。走行途中から涼しくなったそうで、確認したところやはりカウル止め金具が走行中の振動で折れていることが判明。ドライバーは次の高橋を搭乗させながら、金具の代わりにTeamSunLake得意のガムテープで補強を加えることにした。この補修作業が命取りとなった。補修に手間取り10分程度ピットに留めていた時、隣接するピットの車両がピットインし、事も有ろうかその車両はその後、暴走しSunLake後部に激しく激突、SunLake号の後尾部は大破。追突された時に、既に乗り込んでいた高橋は、ほとんど衝撃を感じなかったとのこと。車自体もほとんど動かなかったSunLake号のブレーキが万全であったことと、ボディが潰れることで衝突の衝撃が吸収されたのだ。お陰でドライバーも車体の下に潜り込んでいた平澤、下村監督も、擦り傷ひとつ負わなかった。不幸中の幸いである。
とはいえSunLake号は、とても走り続けられる状態ではない。第1LEGは10周で断念して、明日以後に望みをつなぐことにする。
 
  修理_画像1疲れ果てた身体にむち打って応急修理にかかる。アラーの神が異教徒を試すために、我々に与えた試練なのか?
車を保管場所に移動し破損個所の詳細を確認。
シャーシ部には大きな損傷無し。
アッパー部は発泡スチロールの削り出しボディ表面をザイロン布で包み、エポキシ樹脂で固めてある。
中の発泡スチロールはグシャグシャに潰れているが、世界最強の繊維で作ってある外殻は、原型を保っている。
例えるなら、ザイロンの袋の中にコンパウンドが詰まっているような状態である。
   
  修理_画像2全体をベニアと材木の応急の型で整形し、エポキシを内部に注入して固めてしまう、という方針が選択される。
日本を出るとき「これ使うような事態になったらオシマイだよなあ」と云いながら積み込んだザイロン織物、エポキシ樹脂だが、それら全てをはからずしも使うことになってしまった。
また、木工細工の得意な助っ人メンバーである前田も「おまえが木工の腕を振るうような事態になったらオシマイだ」と云われてマレーシアまで来たのだが残念ながら大活躍となってしまった。
   
  修理_画像3しかし、その甲斐有って、その日の夜中にはほぼ修理は完了。第2LEGが走れる状態にまで復帰した。まさに、必要以上なまでの準備の賜物である。
結局第1LEGは10周で12位と振るはなかった。その他、1位は、期待を裏切らず大阪産業大学、2位芦屋大学で、3位に地元UTM-TAKASAKI(再輝さん)であった。
 
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