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icon レース概要
 
 

レースは、昨年同様に1周 約1.1kmのコースを連続12時間で何周回するかで競われた。今年は同じ時期に行われているオーストラリアでのレースに有力チームが出場しているため、このレースでは、TeamSunLakeの総合優勝のチャンスが非常に大きい。
予想される競合チームは、オーストラリアレースの実績のある発電量800W越えクラスの「Polytech spirit'01」、同じクラスでは、「EBARA Eco-Tech」、「カメ2001」、一つ下のクラスの「Science701」などがある。いずれも鈴鹿の強豪チームである。
また、昨年はNGMのモーターをはじめて使い、リアサスペンションのトラブルが多発し、まともにレースにならなかった。
このため、今年は、その雪辱を晴らしたくも有った。

 
icon テスト走行
 
  昨年はテスト走行のときに既にリアスイングアームが破損してしまったが、今年は順調に走行することができ、 本戦への期待が持てる。テスト走行は、平澤と下村監督が行った。今回ドライバーは、長丁場のため、いつもの平澤・高橋ペアに加え、昨年このコースを走り180度スピンをしてしまった監督も加わることとなった。練習では、本戦ラップタイムと思われる。1分40秒から2分ぐらいで走行を行い、二人とも大体の感覚を掴んだようであった。
 
予選
 
  予選_画像予選は20分間の間にコースを走行し、べストラップタイムで順位が決められる。
予選のスタートはピットスタートで、予選開始前からピットから本戦への出口へ、先に並んだ順でコースインすることとなった。
この並ぶ順に不覚にも出遅れ、鈴鹿高専チームの後の2番手になってしまった。
これが、大きな障害となり、予選ドライバー平澤は、何とか追い抜こうと頑張ったものの、抜くことが出来ず、結局予選タイム1分14秒と1秒差で予選2位となってしまった。
ちなみに予選1位は鈴鹿高専であった。
 
本戦序盤から中盤
 
  本戦序盤から中盤_画像午前6時レースは始まった。
監督は、スターティングドライバーは高橋にしようとしていたが、あに図らんや、平澤、竹原の作戦にはまり、監督自ら始めに乗り込むことになった。
狭いコースに参加23台全車両がスタートを切った。僅か1.1kmのコースに23台であるから、約50mおきに1台という過密コースでの走行は困難を極め、また、昨年のスピンもあってか、監督は約2分ペースで走行をした。
約2時間を経過すると、次第に走行できなくなる車両も多くなり、コースは比較的空いていて走りやすくなってきた。
しかし、押さえながら走っている監督も、低速車両の渋滞に巻き込まれた後のラップタイムは上がってしまう傾向があった。
ドライバーは3名、3時間以上連続走行は禁止されているので、ドライバー交代は少なくとも3回は必要である。約3時間になろうかという点で、ドライバーを下村から高橋に交代した。
この時点では1位EBARA Eco-Tech、2位SunLake、3位Science701と予想通りのメンバーが上位を占めていた。
   
 
ピットサイン_画像
ピットで演奏_画像
ピットサイン
ピットで演奏
   
  高橋は、初めてのコースながらいきなり、2分を切るハイペースで走行し、ピットから押さえる指示を出すのが大変であった。
高橋の走行は、押さえる指示が出ると2分数秒に下げ、その後ほっておくと、周を重ねる毎に1秒づつペースを上げてきてしまう。
しかし、2分前後での走行を続けた。監督が走行した9時ごろまでの間は、予想使用電力よりもオーバーしていたが、それ以降は、日差しが良くなり、11時には消費電力と太陽からの入力電力がほぼバランスし、それ以降は、バッテリーに充電しながら走行ができるようになり、9時までにオーバーした電力を回復しつつあった。
そんな中、トップを走るEBARA Eco-Techは1分40〜50秒というハイペースで周回を重ね、差が広がりつつあった。また、極めて安定して走行をしていたScience701は11時30頃にクラッシュし戦線から離脱してしまった。
12時10分ほど前に再度ピットに入れてタイヤ交換とドライバー交代を行った。ドライバーはエースドライバーの平澤である。
エースは、秒単位での精度でラップを重ねた。
また、13時まで、電力はほぼバランスするか充電を行い終盤に向けて体制を整えた。レース開始から、8時間30分経過の14:30の時点でも、依然としてトップはEBARA Eco-Techで当初予想していたバッテリー切れの様子は無く順調にラップを重ね、15周もの差を付けられていた。
 
レース終盤
 
  午後3時直前にドライバー交代をしようとしていたとき、BARA Eco-Techがバッテリー交換をしたとの情報が入った。
「その手で来たか!」予想していなかった展開で監督に動揺が見られた。
このレースの規定はバッテリー交換のペナルティーが緩く、バッテリーを全量取り替えても20周の減算にしかならない。
優勝しようかという車は300周回以上回ると予想される中でペナルティーが20周程度であるため、バッテリーを交換して早く走行した方が優位に立てる場合がある。
ペナルティーでTeamSunLakeが首位となるがその差は僅か5周。残り3時間で、10秒づつ早いペースで走られると8周もの差がついてしまい、5周のアドバンテージはなくなってしまう。
優勝は困難との思いを抱きながら車に乗り込む監督の一方、ピットに戻りパソコンのデータを見た平澤は高橋、平澤と我慢の走りで得られた豊富な電力を見て、「これは面白いことになる!」と感じた。
これがSunLake始まって以来の激しいデットヒートを繰り広がることとなる。
平澤は、すぐさま、今まで2分ペースで走っていたラップタイムを1分50秒ペースに上げるように指示。
追いつかれてもぎりぎりで交わせるような作戦で出た。しかし、EBARA Eco-Techもラップを上げ猛追する。
   
  レース終盤_画像1午後5時ごろには遂に同一周回に並ばれる。ドライバーの監督は何とか抜かれまいと、EBARA Eco-Techを従えて2周あまりを激しく走行した後、遂に抜かれてしまう。
ここで、たまたまピットにインタビューに来ていた場内アナウンサーに、「これまで我々は、バッテリー切れで車を止めないことを誇りにしていたが、今からは違う!」と前田がコメント。
これに答えるかのように、監督もEBARA Eco-Techを激しく追い上げる。
そしてレース終了15分前、遂に、首位を奪還しながらも、予想外の激しい追い上げを食らっていたEBARA Eco-Techが最終コーナーでクラッシュ! 首位争いのデッドヒートは残念な形で幕を閉じた。これにより、TeamSunLake初の総合優勝が確定した。
連続12時間に及び、周回数364周をこなして、長いレースは終わった。
   
 
レース終盤_画像2
 
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