1999年以来、発泡スチロール原寸大削り出しに外側一層のみザイロン-エポキシ積層という製作方法を取ってきた。
この方法は太陽電池が乗るところの寸法さえ確保していれば細部の造型は感覚に任せた削りで製作できるため図面はあまり重要ではなかった。しかし今回はスチレンボードの両側にザイロン-エポキシを積層してパーツを作りパーツを組み合わせていくという工法を取ったため当然ながら各々のパーツ図面及び寸法が非常に重要である。
平澤が書いた図面は茶の間でグラフ用紙に30cm金尺のみで書いていった適当なもので、しかもいたるところで寸法間違いが発覚。中には図面の存在しないパーツもあり現物合わせで作成していくという現代のソーラーカーでは信じられない前時代的な方法で製作を継続中である。
本番は8/5〜8/7なのに7/25現在で太陽電池も貼りこまれていないしスパッツも未完成という危機的状況である。いつもドキドキハラハラのsunlakeであるがここまでギリギリの状況は10年の歴史の中でも記憶に無い。
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