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設計 |
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98年はボディー形状では満足いく結果であった。
このため今年は、このボディー形状を踏襲することにした。
98年式でボディー後半部分がスチレンボードであったが、軽量化を図るためにと、より理想的な形を得る為、この後半部分も発泡スチロール削り出しとした。
また、この場合ソーラーパネルを載せられるだけの強度が得られないため、補強するのに自社製品のZylonを採用することとなった。 |
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ボディー製作 |
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縦リブに7mm厚さのスチレンボード、横リブに5mm厚さの
のもを用いた。前部の曲率の大きな所は10または20cm間隔で、曲率の緩い後半部は80cm間隔で横リブを入れ、その間に発泡スチロールを入れて、これを削り出して形状を作る。(写真では、昨年と同じように見えてしまうのが悲しい・・・)
削る作業事態は簡単だが、削りクズが多量に発生! あと方付けが大変 大まかな削り作業はほぼ終了。 |
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前輪カバーの製作 |
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前輪カバーは、昨年同様に前輪をほぼ全て覆う形である。
部品は 3つに分かれ、前部と後部を発泡スチロール削り出し、その2つの部品を スチレンボードで繋ぐ構成である。 |
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Zylon ®の貼り付け |
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全てを削り終えたボディーのいよいよ今年の目玉である、Zylon織布をボディーに貼りつける作業に移った。
今回Zylonを使用するには2つ理由がある。
本年は全てを発泡スチロール削り出しとしたため、太陽電池パネルがのり荷重が掛かる後半部の強度が不足するのを補う目的と、もうひとつはZylonの金属並の熱伝導性を利用して、太陽電池パネルを背面から冷却しようとすることである。
Zylonはエポキシ樹脂を含浸させたが、カーボンファイバーや弊社ダイニーマ よりも含浸させ易く、作業は良好に進んだ。 |
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唯一の難点は、当初、黄金色のボディーになると思っていたが、エポキシ含浸
させるとキャラメル色となってしまい、全身ガムテープ貼りのボディーみたいになってしまった。
Zylonを貼り終えたボディーは内側に発泡スチロールの不用部分が多量に有るため、ワイヤーブラシで不用部分の削り出しを裏側から行い、約2kg分を減量した。
この作業も発泡スチロールが飛散し過酷な作業だった。 |
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電装系 |
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いよいよ、太陽電池の貼りつけ、太陽電池は割れ易いので何度作業しても緊張する。平行してウインカーの取りつけ、電装担当の園田君、力作のリヤウインカー、厚さが約1cm程度で空力特性を考慮して非常にコンパクトになっている。 |
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塗装と最終チェック |
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当初Zylonの黄金ボディーを期待していたため、塗装を施すつもりは無かった。しかし、実際出来た色は、キャラメル色で有るため、上部のみ白いろにすることにした。
最後にシャーシと組合せて完成! 屋外にて走行テストを実施。
Zylonを用いた事によりボディーの剛性が増し、たわみや揺れが小さくなった。
また、ボディーの重量も昨年より2.5kg軽量化を達成した。
さあ! 後はレースに臨むのみ |
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