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  初のドリームクラスへの挑戦は5位
   
icon 車検
 
  過去9年で我がチームは、車検では必ず1位を取ってきた。この状況は、当チームを良く知っている他チームの人たちの中にはかなり浸透してきたようで、今年は鈴鹿に着くや否や堺市立工業高校の先生から「SunLakeさんの為に車検を待ってるんですよ、早く並んで」との励まし(?)の言葉を頂いた。しかし、しかしである、いざ車検に並ぼうとしたところ、我々がボディ取付けに手間取っている間に、尼崎工業高校に先んじられてしまった。我々を待って気を使ってくれていた堺市立工業高校に申し訳ないこととなった。
   
  車検失敗に泣く平澤  おまけにドライバーの体重測定で並ぶ場所を間違え、こちらも大幅に遅れてしまった。しかし、その後の車検は順調に進み、一時は尼崎工業高校を抜き、車検最終種目ブレーキテストと脱出テストのエリアでは1位で入ってきた。
ところが、これまで車検を行ってきた当チームのエースドライバー平澤はここで油断し、ブレーキテストを失敗(速度が規定に達せず) 再トライとなった。この時点で再び尼崎工業高校に抜かれ2位に転落、尼崎工業高校は順調にブレーキテストをこなし、脱出テストへ。脱出テストでは、尼崎工業高校がサイドブレーキの引きが甘いとのことでやり直しとなったため、ここでまたSunLakeが1位に浮上。が、この期に及んで平澤は焦りがでて、尼崎工業高校と同じくサイドブレーキで失敗し、結局、車検は2位に甘んじてしまった。
   
  無事ゼッケンを貼る  幸先の悪いスタートは、その後のレース展開を暗示しているようでった。また、今年のTeamSunLakeで一番、白熱したのはこの時だけだったかも知れない。
ともあれ、 無事ゼッケンを貼る。
 
icon フリー走行
 
  6月に行われた鈴鹿での試走会は雨天で十分に走ることが出来ず、全くといって良いほどデータが取れなかった為、このフリー走行でのデータが、今年のレースでの作戦を立てる上で重要なデータとなる。しかし、今年はLiイオン電池を購入しての挑戦であるが、予備電池まで購入する資金的余裕が無かった。フリー走行及び予選で使う電池もレース本戦で使う電池も同一である為、フリー走行であまり多くの電力を使うわけにはいかず、最小限の走行を行うこととなった。また、今回はステアリングも変更した為、ドライバーがそれになれる必要もあった。
 フリー走行は高橋が行った。新しいステアリングにはかなりてこずったものの得られたデータは期待に沿うものであった。
 
 
テストに向かう高橋
 
テストに向かう高橋
   
icon 予選
 
  予選に挑む平澤 予選はいつものように平澤によって行われた。ピットからは特に目標タイムは指示せず無理せず、そこそこの記録をと言う曖昧なものに対して、平澤は4分36秒という記録を出し、5位の好位置につけた。この辺は流石に慣れたものである。
 予選は最低周回数のみをこなし、ピットに戻ると、すぐに虎の子のバッテリーの充電を開始。第1ヒートまでの僅かな時間に満充電にする。
(予選に挑む平澤→)
 
icon 第1ヒート
 
   梅雨がまだ引き続いているような中途半端な天候が作戦を立てる上で迷いを生んだ。日曜日も天候が不順と予測して5分やや上回る程度のラップを刻むこととして、スターティングドライーの高橋に伝えられた。今年は上位チームの車が太陽電池を強化しGaAsや、タンデム型などを投入しており、レース序盤から4分台のハイペースで展開した。我々も5分台前半と昨年の優勝レベルでラップを重ねるが、太陽電池の違いは歴然であり、次第に差が開いて行くゆく。レース中盤では、芦屋大、大阪産業大、金沢工大、玉川大と予想されたメンバーで上位を固められ、5位から6位で順位を上げられない状態となった。
   
  快走する第1ヒート  いつものようにドライバーを高橋から平澤に交代しバッテリー残量を気にしながら、ラップを5分半程度に落としてさらに周回を重ねる。上位陣はペースを落とすことなく走っているため差は開く一方であり、なんともし難い状況が続く。第1ヒート後半になると、監督は明日の天気を非常に気にしだし、ピットクルーやピットを訪れる人々に天気を聞いて回るしまつ。
 結局明日もそこそこ晴れると決断し、第1ヒート目標周回数を47周としてレースを展開した。レース終盤で玉川大学がパンクしピットに入り、この隙に4位に浮上その後も安定して走り第1ヒートを終え、46周回で4位となった。今年のレースは総合4位以内であれば来年行われるギリシャでのレースに優待されるという特典があり、取りあえず何とかその圏内に入った。
 
充電時間
 
  サンレイク名物MPPTウチワ扇ぎ(サンレイク名物MPPTウチワ扇ぎ→)
 2日目日曜日の朝は10:00から太陽電池による充電時間である。昨日の予想では天気は良くなると踏んでいたが、雲が流れる天気となり思うように充電できない。できるだけ多くの電力を得ようと、太陽電池を氷水で冷やしたり、太陽電池の角度をこまめに調整したりしたが、天候には勝てず十分に充電できず第2ヒートに突入することになってしまった。
 
第2ヒート
 
   午前中の太陽電池からの充電が不十分であったため、第2ヒートの目標ラップタイムは第1ヒートと比べ30秒ほど遅い5分台後半になってしまった。第2ヒートに入ってからも首位の芦屋大学の走りは目覚しく、4分台中盤から前半の走りで、また、上位陣も劣らぬ走りを見せ、ドリームクラスの底力を見せ付けられた格好でレースは展開した。
   
計算中 5位の玉川大学とは1周回の優位差があったが、30秒から時には1分近くも速い速度で追い上げられ、すぐに5位に転落、ギリシャ圏外になってしまう。もう既にレースの結末は見えてきた感があったため、残るは自分たちの意地だけである。それは、昨年の優勝周回数を超えたいとの思い。バッテリー残量が苦しい中、何とか合計周回数で90周つまり第2ヒートで44周するためにラップを5分30秒程度にするようにピットからの指示。折りしも天候も回復してきており、決して無理な数字ではない。上位チームは4分台で周回を重ね差は開く一方、下位のチームはほぼ同じラップタイムで周回を重ねているため順位に全く動きはなくつまらないレースとなってきた。ピットクルーの竹原は監督に「何とかなりませんか? ドライバーの平澤さんが困るような指令できないですか?」との質問をするが、監督は「なんともならん、少なくともレース終了30分前にならんと変化は無いだろう」との一言。その後も順位に大きな変化はなく淡々と時間は過ぎ、あっさりとレース終了30分前も切り、何事も無くレース終了。
   
戦い終え車から降りる平澤 結局、第2ヒートは43周回しかできず、合計周回数89周で総合5位となり、当初予想されたチーム(芦屋大学、大阪産業大学、金沢工業大学、玉川大学)に抑えられた格好となり、ギリシャへの招待券は目前で消え去った。
( 戦い終え車から降りる平澤→)
 
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