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icon 車検
 
  今年の車検は、例年になく苦しい展開であった。まず、監督が社用の為、車検に参加出来ない。おまけに、昨年マレーシアのレースから、すっかりソーラーカーにはまってしまった前田も同じく社用で参加できないのだ。従って極めて少人数で車検をこなさなければならない。
車検に来られない監督からの指示は、「一番で車検を通しなさい! 車検が通ったらメール入れてね」であった。
ピット責任者の竹原は、「とにかく、ドライバーが、まず受付に一番に並んで待たないと!」ということで、気合を入れて、ドライバー高橋を並ばせた。しかし、いざ車検開始の時点で書類の不備が分かり、あわや、車検一番になり損ねるところを、何とか場を繋ぎクリアその後、いつも監督がしていた太陽電池の規格書提示なども、どこに仕様が書いてあるのか分からず、オフィシャルに探してもらうなどの、ご愛嬌があったが、無事、9年連続で車検1番の座を獲得した。
9時45分 高橋は監督に車検終了のメールを打った。
 
icon フリー走行
 
  フリー走行_画像1今年は、6月に行われた鈴鹿サーキットのテスト走行で十分なデータが得られたいたので監督は全くフリー走行を行う気がなかったが、当日の朝になりフリー走行を行うことにした。
ドライバー高橋が、乗り込みコースに出て行った。1周回を回り、電話にてピットにデータを連絡次の周回はラップタイムを上げるようにとのピット指示。いつものような展開である。
そして、次の周の終盤、シケインで高橋から電話「パンクした! ピットロードエンドに車をつける」との連絡。
「ああ、初めてのパンクだ」などと多くのメンバーが思いながら車を回収に向かい、ピットまで車両を押して戻る。
カウルをとる作業を行っているときに後輪を見た監督が「パンクじゃない!」今年の目玉であった軽量化が裏目に出た。
 
  フリー走行_画像26月のテスト走行で問題のなかった後輪Aアームの下側アームが溶接部分から綺麗に切れていた。急遽、シバタファミリーチームの太田氏に相談し、同氏の好意で、直ぐに滋賀県に帰り、部品の補強を行うこととなった。8時45分 太田氏と平澤が修理のため滋賀県に戻る。本戦までに戻れるかが問題であった。
   
icon 予選
 
  予選_画像当然予選は走れない。
となると、本戦参加の為にはオフィシャルに嘆願書を出さなければならない。
残るドライバー高橋は、直ぐに嘆願書を書き、まだ、予選の始まる前、9時には嘆願書を提出した。おそらく、今次レースでは最も早い嘆願書と思われる。
その間に前輪他、各所の入念なチェックが行われた。各部品のクラックが無いかを重点的に確認した。
12時、滋賀県から太田氏と平澤がピットに戻る。部品は補強が加えられていた。
直ぐに取り付けを行い、大まかなセッティング調整を行い、仮仕立てで完成。
何とか、スターティンググリットにつけることが出来た。
 
icon 第1ヒート
 
  第1ヒート_画像1未だかつてこれほど後方からのスタートはなかった。
スターティンググリットは29番。この位置からではもはや、スタート信号すら見えない。
ピットクルーはスターティングドライバー高橋のいつものロケットスタートを期待し監督も「まあ、25台ぐらいごぼう抜きにしてくれたら良いから。うちは予選も免除だったし・・・」と気楽な発言をしていた。
いよいよ、シグナル青。さすがの高橋も遠くの信号が見えなかったようで、スタートが少し遅れた。また、スタート直後は車両が多く思うように前に出れず、ホームストレートを斜めに横切りながらすぎさっていった。しかし、その後は、高橋の本領発揮! S字を登った辺りで15台抜いて14位に浮上、その後はじわじわと順位を上げて10位となる。
   
  第1ヒート_画像2今年は、ドリームクラスの車両の多くがリチウムイオン2次電池を採用し、格段にレベルアップした。このため、これ以上の上位に食い込むことは不可能と思えた。
しかも、同じクラスの柏会も新車を投入、かなりのレベルアップがあり我々と同じペースで周回を重ねる。
第1ヒート開始から1時間40分頃、柏会ピットに入る。ドライバー交代でのピットタイムは1分15秒。これを見て前田は「なんだ、結構時間かかってるじゃん」かれは、まだ自分のチームの実力を知らなかった。この時点で柏会とは、2分30秒ほど優位に立っていた。
その約10分後、高橋もピットイン、平澤に交代する。前田の予想を大きく裏切り、ピットインにかかった時間は約1分45秒、この結果、柏会との差は約50秒ほどに縮まってしまった。その後、柏会とはラップタイムの読み合いをしながら、一進一退を繰り広げ最終ラップに入った。
ドライバー平澤は、たとえピットからどんな指示が有っても、柏会だけは抜かれないようにしようと考えていたが、ピットからの指示も「柏会の動きが読めないのでいつもなら最終ラップはゆっくり走るが速めに走ってくれ」との連絡。
結局、第1ヒートは、1分23秒差でクラス1位、総合で9位の結果であった。
   
整備
 
  整備_画像第1ヒート終了後、補強した後輪アームの確認作業が行われた。しかし、またしても同じアームが変形していることが判明。再度、太田氏にお願いをし、その日の夜のうちに今度は、パイプではなく無垢板で製作してもらうこととなった。
翌朝、朝7時 滋賀県から戻った太田氏は、まるでオモリかと見紛うばかりの板を持ってきた。
取り付けを行い、さらに、前輪後輪含めたすべてのセッティングの再調整を行った。
 
充電時間
 
  充電時間_画像第1ヒートでは、翌日の天気、特に充電に当てられる午前中の天候がよくないことを予想しバッテリーを残し目で終えていた。しかし、2日目の午前中の天候は本当にすぐれず、第2ヒートは苦しい展開となりそうであった。
 
第2ヒート
 
  第2ヒート_画像1総合での表彰台は、殆ど可能性がなかった。しかもクラス2位の柏会とは僅かな差である。
勝つ為にはある程度、速いペースで走る必要があった。それを支えたのがスターティングドライバーの高橋であった。
序盤から高橋は、ペースは速いが、消費電力は少ないという偉業を成し遂げ順調に周回を重ね、柏会との差を広げていった。しかも、今年のもう一つの目標である、80周回も視野に入ってきた。
好調の高橋をいつもより長く乗せ、3時過ぎにドライバー交代、今回は、昨日の反省も踏まえ、1分弱で済ませた。
 
第2ヒート_画像2その後も安定した走りを着実にこなし、総合順位も6位にまで登りつめたしかも、電力残量予測が、かなり正確であり、最終周回ではベストラップをたたき出しながらもほぼ、バッテリーか使い切ることが出来、なおかつ80周回を達成した。
最終的には、クラス4連覇、総合6位で、今年の鈴鹿を終えた。
後輪Aアームが壊れるというトラブルが有りながらも、太田氏の協力があり4連覇する事が出来ました。太田氏の御礼申し上げます。(足を向けては寝られない)
 
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