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車検 |
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昨年、一昨年と、チームサンレイクは、車検を一番で通過していた。
別に車検を一番で通過したからといって何かもらえるわけでもないが、チームサンレイクにとって唯一、一番になれる可能性のあるところなので、みな力が入っていた。
しかし、今年は、ドライバー重量調整用のバラストを忘れ、急遽、適当な重さになるものをかき集めて、対処しなければならなかった。
その結果、出遅れて車検通過は3番目であった。 |
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予選 |
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当チーム始まって以来の名ドライバー、平沢が今年も公式予選に挑んだ。
予選の作戦は、「予選を程々にクリアできる5分〜6分で走り、後は、本戦と同じように比較的遅い速度で走行し、本戦のためのデータ収集をしよう」という計画でコースに出た。
6分20秒の記録を出した時点で平沢より連絡が入り、「ゆっくり走り、データをとる」、しかし、今年は予選のレベルも上がり、このままでは予選通過が危ぶまれた。
そこで、すぐに予定を変更し、タイムトライアルを続行することにしたが、冷却能力不足でモータの加熱し、思うように記録が伸ばせず、5分48秒、予選29位となった。 |
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第1ヒート |
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第1ヒートは平沢が続けて搭乗した。
ピットからの指示を忠実に守り、順調に周回をこなし、チェッカーフラッグの出る1分前という絶妙のタイミングでコントロープパネル前を通過し、周回数は24周であった。
しかし、順調に見えた走りの陰で、ドライバーは徐々にハンドルの遊びが大きくなり、苦しいコーナーリングを強いられていた。
第1ヒート終了後、太陽電池による充電を開始しながら、ステアリング系の修理が始まった。
修理終了はその日の夜10時半、チームサンレーク始まって以来の大変なピット作業だった。 |
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第2ヒート |
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2日目の朝は雨だった。太陽電池からの充電は不十分で、バッテリーの残量は少なく、鈴鹿を初めて走る第2ドライバーの小畑は、スピードを出したくても出せないという我慢をして走らなければならなかった。
いままで一度もコース上で止まったことの無いチームサンレイクである。
何としても最後まで走り続かせなければとのピットの思いと、ドライバーの我慢の走りが、功を奏し止ることなく最後まで走り、15周を記録した。
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第3ヒート |
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いよいよ最終ヒート、ドライバーは、やはり平沢である。
昼になって日差しは回復したが、第2ヒートで完全に消費したバッテリーを総べてもとに戻すことはできなかった。レース終盤、どこのチームもバッテリー残量は苦しい、下位チームが次々と止る中、上位チームは、ペースを落とさず順調に走り続ける。
そのような中、上位を走っていた、一昨年の優勝チームがペースダウンし、射程距離内にはいり、また、昨年優勝チームがマシントラブルが発生し、チームサンレークはついにクラス4位に浮上、クラス入賞の可能性も出てきたが、追い上げもここまで、最終的には、周回数24周、トータル63周で総合13位、クラス4位であった。 |
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