2008年8月1日(金) 00:55
出発
車の時計は3分進んでいる
02:00 国道1号線 滋賀県側鈴鹿峠
鈴鹿峠 滋賀/三重県境のトンネル
旧道と亀山バイパスの分岐点
02:28 鈴鹿サーキット到着
鈴鹿サーキットに到着したのは夜半過ぎ。かなり疲労が溜まっているはずなのだが、気が高ぶっているからだろう。眠気は全くない。しかしベッドで横になっていたら、朝4時前に目覚めることはできなかっただろう。
出場者用出入り口 9番ゲート
前日、7月31日は東京への日帰り出張。帰りの足で名古屋経由の鈴鹿入りと行きたかったのだが、荷物、交通手段に加え、まだやり残したことが幾つかあったので断念した。夜は講師をしている竜王町公民館の吹奏楽教室でトランペットのウォームアップ。ソーラーカー製作に傾倒しすぎたため、こちら方面は完全に練習不足に陥っている。これも私的な特別イベントに向けての欠かせないステップ一つなのである。その後、ネットで調べ物、小物Goodsの製作仕込みを終え、家を出た時には日付が変わっていた。
夜のパドック
夜半を回っているにもかかわらず、ピットエリアは眠ってはいなかった。既に8月1日(金)車検日、6時間半後の車検開始時刻を目指し、最後の追い込み作業が続けられている。
車両製作真っ最中の静岡ソーラークラブ。初出場とのことだが、お会いしたことがある顔が多い。山田先生はじめ、ほとんど翔洋OBチームである。でもまあ Team Asuka が初出場っていうのと似たようなもんか。 ソーラーパネルはまだ段ボール箱の中。これはかなり厳しそうだ。
試走会に現れた巨大WEM型ソーラーカーは平塚工科高等学校
沖縄県から参加の長嶺中学校のネームが入ったワゴン車。作業中なのかな?
鈴鹿には、前日夕刻の車両積み込み作業後に特命を受けてサンレイクガレージを発った平尾が先に到着していた。彼と僕に与えられたミッションの内容は次の章で紹介することにしよう。
04:25 シュラフを広げて横になってはみたが・・・
眠れず、ヤブ蚊を払っているウチに黎明を迎えた。
メインスタンドの輪郭が朧気に見えてきた
04:30 再輝チーム到着
大型トラックか?と間違いそうな重い排気音。再輝チームのメルセデスの4WD。
牽引されているのが名車ENAX
04:54 あれよあれよと云う間に、すっかり明るくなってしまった。
再輝チームは明るくなるのを待ってアンロード作業開始。家族3人で全てこなしてしまう車両の完成度は毎度感服。
電話かけたところで、本体が早く到着するわけもないのだが、確認のために一応かけてみる。5時05分現在、本体は守山市内通過中。
05:08 キョンシーチーム到着。
ウェブサイトで見覚えのある幌馬車様ワゴン車
キョンシーチームのアンロード作業はこちら。
05:11 続いてサウザンド到着。
一時、出場危うしとメールが飛び交っていたが、
なんとかやりくりして出場にこぎ着けた由。
少しだけ荷下ろし作業をお手伝いさせていただいたが、シャーシの軽いこと軽いこと。公式プログラムに掲載された車重は140kg(この欄はバッテリー込み重量を書いているチームと、バッテリー抜きで書いているチームが混在しているので注意が必要)。サウザンドの場合はバッテリー込み。すなわち本体は60kg(!)とキョンシーIIIより軽いのである。ユニーク社のモーターによる後輪チェーン駆動、エンジョイクラスの車両サイズであること、を考えても、これは凄い。ついでに個性的なステアリングはこちら。
06:00
静岡ソーラークラブは、シャーシ班とソーラーパネル班に分かれ、
怒濤の追い込み配線作業中。双胴型ボディがソーラーカーらしくなってきた。
巨大な「繭」から脱皮して姿を現したアステカチーム「タブラヂR」
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役者が揃い、結局一睡もできない間にピットは目覚めの時を迎えてしまった。
公式車検開始まであと3時間。僕たちの夏がこれから始まる。
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