セラーノスの塔 Torres de Serranos
大聖堂のほぼ真北にあるセラーノスの塔: 塔という名だが実際には門である。旧市街を 囲んでいた城塞はほとんど取り壊されているが、一部の門だけが当時の姿のまま保存されて いる。この画像は、旧トゥリア川の北側、すなわち城塞の外側から眺めた図になる。 |
塔の横に階段があり自由に登ることができる。 これは登って北側:先の写真を撮った旧トゥリア川に掛かる橋の方向を見た図 |
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ラ・ロンハ もう少し長くは La Lonja de la Seda 絹の取引所という意味。15世紀末に建てられた古い建物で世界遺産に指定されている。世界遺産と云っても、外観は地味で、街中同じような古い建物がウジャウジャあるバレンシア市内では全く目立たない。バレンシアが、中世において商業の中心地であったという歴史的意味を象徴する建物としての価値から世界遺産に指定されているということであろう。勿論、内部は別で、螺旋状の細い柱に支えられた高い球面天井を持つ広いサロンや、細かな細工の格天井を持つ海の領事の間(商事裁判所)等を見ることが出来る。 ラ・ロンハ La Lonja de la Seda
絹の道(シルクロード)の西の終点は、一般にはトルコのイスタンブールないし、イタリアのベネチアあるいはローマとされているが、海を渡ってさらに西方まで絹の旅が続いていたということである。
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大聖堂の北側にある広場 寄る辺なき者の聖母教会堂 (Basilica de Nuestra Snnora de los Desamparados)に面する。ビルヘン:Virgen=聖処女=聖母 である。 火祭りの際には大きな聖母像が飾られ、祭りの中心となるらしいが、季節はずれなので御覧のように静かなものである。 ビルヘン広場 Plaza de la Virgen
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遺跡?
ビルの谷間に発掘中の遺跡? 他にも何カ所か見かけた。雑草の生え方からして数ヶ月以上
放置されているのは確実。紀元前からスクラップ&ビルドを繰り返したきた都市である
から、街全体が遺跡の上に建っているようなものである。掘れば何か必ず出てくるのだろう。
大聖堂の裏手、聖母教会堂を挟んでビルヘン広場の隣になる。左下の池は、Agua・・・・・・・・と書いてあったので水道局?かと想像する事務所の前に作られている(事務所自体は画像の左外)。池の底はガラス張り!?で、ガラスの下には先の発掘中追跡のような古い町の跡がそのまま保存されていた。******************************************************
城塞都市時代の西門に相当する。セラーノスの塔に掲げられていたのはバレンシア州旗のみであったが、クアルトの塔にはスペイン国旗と州旗がペアで掲揚されていた。 クアルトの塔 Torres de Quart
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