まずは、おなじみの OSU Model S'。 4輪ソーラーカーで頂点を極めたのは (1)TdS1985のダイムラーベンツ社のシルバーアロー (2)WSC1996のホンダ、ドリーム96 (3)ソーラーカーレース鈴鹿2009,2010でのOSU Model S' の3台である。 |
左:ペダル系 ドライバーの体格にあわせて位置が調整できるように配慮されている。 右:バッテリーと制御系回路が納められたのボックス |
左:前輪サスペンション、 右:後輪サスペンション カーボンFRPのアップライトは絶妙の曲線。Aアームの仕上げも美しすぎます。 |
4輪で、小さく細長いボディながら、トレッドを広く取って安定性を上げ、形状が単調に ならないようデザイン性にも気が配られている。ムスタングを想わせる派手なペインティングは、 意匠的にはおとなしいデザインが多い藤田先生の作品の中では異彩を放っている |
左:バイオマス発酵から得られたバイオガス(ブタン、プロパン)を ガスバーナーで燃焼させ熱媒を加熱し「温熱側」とする。 右:一方、「冷熱側」はこちらのラジエーターで冷却する。 |
左:熱電発電ユニット。内側が温熱、外側が冷熱、間にゼーベック効果で 温度差を電位差に変換する熱電モジュールが組み込まれている。 右:得られた電気エネルギーでこのモーターを回す。 |
冗談みたいなエネルギー源だが、時速4〜5kmで実際に走るとのこと。公称出力は150W、エネルギー変換効率は一桁%の下の方だろう。もちろん、この形式の熱電変換システムを組み込んだ自動車が実用化されるわけはない。しかし内燃機関の廃熱や、電気自動車系であってもかなりの熱を放出する燃料電池車などの廃熱を少しでも有効に使おうという技術に結びついて欲しい試みである。
お次は、こちらもお馴染みの・・・・・・・、
「実は、別のところに「最初に作ったソーラーカー」が置いてあるんですよ。」
「え!?最初のって???」
「デザイングランプリに出展した・・・・」
「えーーーー!!!、見たい見たい見たい見たい、是非是非お願いします。」
「じゃあ、」
第一稿 2012.02.26.
公開 2012.09.30.