2006年11月13日 18:45 東京 秋葉原電気街
閉じ始めたパーツ屋のシャッターを遮りながら、電気パーツを物色する僕の鞄から音楽が鳴り始めた。それが電話の呼び出し音だと気づくまでに約10秒。日頃、電話を携帯しない僕に、鈴代わりにと平澤監督から強制的にPHSを持たされてから1時間と経過していない。
「充電用の大型ワニ口クリップは見つけたけど、フリッカーリレーが無いんや。」
「それどころじゃない。バイクが煙を噴いたらしい。」
電話に出た監督の声はひきつっていた。
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