Solar Car Archaeorogy Research Institute
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ソーラーカーの歴史 第二巻 「日本のソーラーカーイベント」

その他のソーラーカーイベント

The Other Solar Car Events in Japan

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Ohita(AutoPolice)
十勝大好きフェスティバル 〜エコロジーフェスタin十勝'97〜
  自作無公害型自動車レース 「エコマシーン チキチキバトル!!」

富士エレクトリックカーレース
けいはんな ソーラー自転車グランプリ
全日本ソーラーカーラリー(未開催)
サイレントフェスタ(仮称)大分県オートポリス(未開催)


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■■■    十 勝    ■■■


十勝大好きフェスティバル'97 (画像提供 北海道自動車短期大学 山崎信行氏)

イベント名:(第2回)十勝大好きフェスティバル'97 〜エコロジーフェスタin十勝〜

レース名: 自作無公害型自動車レース 「エコマシーン チキチキバトル!!」 *5)
       ('97 十勝チキチキバトル *1))

開催年月日: 1997年6月29日  AM 9:00 - PM 4:00

提唱: 社団法人 帯広青年会議所

主催: 十勝大好きフェスティバル'97 実行委員会(十勝管内20市町村にて構成)

開催場所: 十勝インターナショナルスピードウェイ(更別村)

イベント内容

 「十勝大好きフェスティバル」は、十勝管内の市町村にて毎年開催場所を変えて開催されている地域興しのイベントである。提唱は帯広青年会議所、主催は十勝管内20市町村にて構成される実行委員会である。イベントの主体は地元特産品の販売と大規模なフリーマーケットのようだが、web上に散見される断片からは、開催地の特色を活かした独自の演出がなされている様子が伺われる。

 十勝大好きフェスティバル'97 は第2回に相当する。開催地は更別村、会場は、F1開催も可能なレーシングコースを有する十勝インターナショナルスピードウェイであった。*4)

 サブタイトルに〜エコロジーフェスタin十勝〜とあり、エコロジー×レーシングサーキット、という図式からこの回の特別な企画として、
   自作無公害型自動車レース 「エコマシーン チキチキバトル!!」*4)*5)
   電気自動車・ソーラーカー展示、デモンストレーション      *4)*5)
が、行われた。

 自作無公害車レースには28台が参加し、十勝インターナショナル・スピードウェイのクラブマンコース(3400m/周)にて競技が行われた。参加車両には藁や案山子乗せたユニークな物も混ざり、速度3km/hr〜40km/hrと非常に長閑としたレースであった。*4)  競技としては、単なるスピード競争ではなく、デザイン、性能、リサイクル、の3点を総合的に評価するコンテスト的な審査がなされようである。

 電気自動車・ソーラーカーについても、単に展示だけでなく、デモンストレーションとして北海道自動車短期大学のスリスVと、他のレースカーとの加速競争なども披露されたとのことである。*5)


(十勝大好きフェスティバル'97 (画像提供 北海道自動車短期大学 山崎信行氏)

参加チーム・結果:
自作無公害型自動車レース 「エコマシーン チキチキバトル!!」

  審査結果  
  チーム名  
  車両名(推定)  
  備考  
  優勝  
  釧路高専  
  (霧笛)  
   *2)  
  準優勝  
  ニューテック  
      
      
  1 位  
  Toukaiブレンド  
      
      
  2 位  
  大一バス・ベルフィールド・JCアカデミー  
      
      
  3 位  
  どんぐり八起会  
      
      
  デザイン賞  
  ファミリー  
      
      
  性能賞  
  向日葵  
      
      
  リサイクル賞  
  オヨネ・マツゴロウ  
      
      
  努力賞  
  フレアセブン(ソーラバッタ)  
  ソーラバッタ  
   *1)  

電気自動車・ソーラーカー展示、デモンストレーション

      
  チーム名  
  車両名  
  備考  
      
  北海道自動車短期大学  
  スリスV  
   *5)HAEC山崎氏書簡  
      
  モードスタジオQ  
  ジョナサン  
   *5)HAEC山崎氏提供の写真画像  

参加車両全体に関する資料は無く、全貌は不明。
資料:
*1) ソーラーチャレンジ イン 北海道'97 実施報告書,
 オホーツクソーラーエネルギー開発推進機構・ソーラーチャレンジイン北海道'97実行委員会,1997
 フレアセブンAチーム、同Bチームの、過去の出場レース項に「'97十勝チキチキバトル」とある。
*2) ソーラーチャレンジ イン 北海道'97 実施報告書 釧路工業高等専門学校の項
 過去の出場レース項に、十勝大好きフェスティバル'91 エコロジーフェスタイン十勝自作無公害型自動車レース(総合優勝)とある。十勝大好きフェスティバルが開催されているのは1996年以後であるため、「'91」は「'97」の誤植であろう。*3)
*3) http://www.onoderamasaru.jp/archives/2005_06.html に
 「今年(2005)で10回目を迎える十勝大好きフェスティバル〜」とある。
*4) 十勝毎日新聞 http://www.tokachi.co.jp/kachi/9706/6_29.htm
*5) 北海道自動車短大、山崎信行氏のインタビュー


十勝インターナショナルスピードウェイ

第1稿  2006.00.00.
第2稿  2007.08.15.

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■■■    富 士    ■■■


名称:1994富士エレクトリックカーレース(?)*1)
主催:不明   JAF国内公認レース
日時:1994年?10月10日
場所:富士スピードウエイ (静岡県駿東郡小山町)
内容:
 ツーアンドフォーがクラシックカーレース等と併催する形で企画したソーラーカーとEVカーのスプリントレース 年4回シリーズ戦の中の一レースであると推定される(「筑波」の項参照)。詳細不明。ファーストモールディングのサイトにて、「太陽虫 II」がウルトラライトウェイト級にて準優勝したとの記載がある。*1) JAFモータースポーツ検索サイトに記録が残されているがクラス分けなどは不明である。また再輝チームの高崎氏、豊田自動織機 MARKS Solar Car Team がEVに出場する際に使用するチーム名"C-MARKS"と思われる車両が出場している。 *2)

 1995年の朝日ソーラーカーレースin英田のエントリーリストに、併催されたエレクトリックカーレース、ウルトラウェイト級にモアコラージュ太陽虫が出場した記録があり、ソーラーカーではなく電気自動車として出場したものと推定される。

富士ジャンボリー&エレクトリックカー   *2)
開催日 1994年10月10日
天候:曇り  コンディション:ドライ
観客数:28000人
No.
チーム名
車名
順位
1
 
シャトルEVレーシングSPL
2
2
東京R&D
Z.E.R.O.I
1
3
日本EVクラブ
電友1号
3
4
Team 太陽虫
タイヨウチュウ
6
5
C MARKS
C−MARKSスターレットEV
5
6
再輝
FA和興
4
7
 
気分はグループCカー
-
9
 
TCTS02Dスペシャル
7
10
 
チーム☆LE3Xレーシングだよ
8

資料:
*1) http://www2.ask.ne.jp/~firstmol/fm_taiyouchu.htm
*2) http://www.jaf.or.jp/CGI/msports/results/race/result.cgi?race_id=1994000894

第一稿  2006.00.00.
JAF検索結果追記  2007.03.04.

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■■■ けいはんな ソーラー自転車グランプリ ■■■


名称:地球環境フェア ソーラー自転車 けいはんなグランプリ

主催:不明

日時:1994年10月9日

場所:学研都市「けいはんな」:京都府、大阪府、奈良県が接するエリアに建設された人口都市。正確な開催場所は不明。

内容:
 1994年10月に関西文化学術研究都市の都市びらきが行われ、前後して(9月23日〜11月20日)「けいはんな学研都市フェスティバル'94」が開催された。当該ソーラーバイシクル大会を含む「けいはんな地球環境フェア」も都市びらきに関連する一連のイベントの一つであると推定されるが直接的な記録は見あたらない。

資料  立命館大学「EV−Racing」拠点に引き継がれ保管されているトロフィーの銘板:
   「アイデア賞」, 地球環境フェア ソーラー自転車 けいはんなグランプリ, 1994.10.09.

 


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■■■ 全日本ソーラーカーラリー ■■■

 2006年、(株)ツーアンドフォーが奈良県を中心に開催を計画した。公道使用が前提であるためナンバー取得が必要。開催された形跡はない。

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■■■ サイレントフェスタ ■■■

 2007年6月、大分県のオートポリスにて開催が計画された。最小参加台数(10台)に満たず、開催されなかった模様である。

計画内容

名称:サイレントフェスタ2007ソーラーカーレース(仮称)

主催  株式会社オートポリス
    事務局 大分工業高等学校

協賛  未定
日時 2007年6月2日(土)〜3日(日)  8:00開始
場所 オートポリスインターナショナルレーシングコース (大分県)
   4.647km/周

   傾斜 登り7.2%  下り10%
   高低差 52m

競技形式 4時間耐久レース

車両規定  ソーラーカーレース鈴鹿に準じる

日程
      6月2日(土) 18:00-19:00  練習走行
  6月3日(日) 6:00-     車検
          7:40-     コース押し出し
          8:00-     レース開始
          12:00     チェッカー




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