Nikkan Fanfare Trumpet Memorial

ニッカン・ファンファーレ・トランペット 保存会


比較機種 Nikkan No.4 Trumpet


 東京オリンピック翌年の1965年、ヤマハ(当時は日本楽器株式会社)は、既に子会社となっていたニッカン(日本管楽器製造株式会社)との技術交流を強化し、シルキー氏を招聘して1970年(ニッカンを吸収合併)以後のトランペットラインナップ(YTR-135〜YTR-901シリーズ)の基礎作りを始めた。Nikkan Imperiale TR-1 が生まれ、Imperiale をさらにカスタマイズしたヤマハブランド初のトランペット YTR-1 が世に出たのも1965年である。

 Nikkan No.4 Trumpet は、1962〜1964年、すなわちヤマハ色が濃くなる直前期にニッカン伝統技術を駆使して製作された最高級モデルであったものと推定される。3ピースのヘビー級ピストンケーシング、全体に重厚かつ丁寧な造りで、抜き差し管には後の Imperiale に見られる座刳り、クロムメッキ仕上げのピストンは40年以上を経て楽器外観がくすんだ今でも曇り一つ無い輝きを保っている。展示品に触れることが出来ないため、ピストンや抜き差し管までは観察できていないまでも、No.4 Trumpet が、陸上自衛隊広報センター、警察博物館に展示されているファンファーレトランペットのベースモデルであったことは外観から明らかであろう。


全体像1  右手側  拡大




全体像2  左手側  拡大




全体像3  上側から  拡大




ベル彫刻




ピストンボタン




ステム




主管、第三抜き差し管 唾抜き



 

特徴的な「稲妻形」支柱




抜き差し管 パーツ類  拡大




ピストンバルブ  拡大



公開   2007.12.30.
追記   2008.01.05.
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2007.12.31