Nikkan Fanfare Trumpet Memorial

ニッカン・ファンファーレ・トランペット 保存会

関連情報

横浜ドリームランド 吹奏音楽隊

 横浜ドリームランドは、1964年8月1日〜2002年2月17日の間、神奈川県横浜市戸塚区俣野町で営業していた遊園地である。*1) 本遊園地には吹奏音楽隊が所属しており、各種催しでの演奏やマーチングなどに活躍していた。当音楽隊の備品に、Nikkan製(特注)ファンファーレトランペット4台があったことが、元団員氏のブログにて証言されている。内3台は貸し出しされて女子プロレスのオープニングファンファーレに使用されたとのことである。 *2) 楽器の仕様などについては特に語られていない。吹奏音楽隊の結成時期についての資料は無いものの、当遊園地の開演時期が東京オリンピックの直前であったこと、NikkanがYAMAHAに合併されたのが1970年であったことから、同時に製作されたファンファーレトランペットであったことは、ほぼ疑い無い。東京オリンピックでのファンファーレ演奏に触発されてファンファーレトランペットが導入されたという仮説も成立しうるものと考えられる。

 (2012.03.ランサー氏より当館BBSに連絡を頂き、横浜ドリームランドで使われていた個体の中の一台を所有しているとの連絡と画像を提供頂いた。)

*1) 横浜ドリームランド http://ja.wikipedia.org/wiki/横浜ドリームランド
*2) 元横浜ドリームランド吹奏音楽隊トランペット奏者氏のブログ
  http://blog.goo.ne.jp/ybiws1992/e/4e055207fed82d37e22112befa2f6a9c


何でも鑑定団

 「サン・ラ」氏(Mixi name)の証言によれば、*3)
 テレビ東京の人気番組「開運!なんでも鑑定団」にニッカンファンファーレトランペットが出品されたことがあったとのことである。出品者、鑑定結果についての情報は残されていないが、鑑定士による、自衛隊所蔵の楽器は廃棄処分される際にピストンに穴を開け、使用できなくしてから処分する、よって完全な形で市場に出てくるケースは希だ、というコメントが紹介されている。

 鑑定士が自衛隊所蔵品であったと確かに鑑定したのであればNo.4F型ということになるが、鑑定士がそこまでの鑑定眼を有していたかどうかについては少々疑問である。鑑定士のコメントにある「廃棄の際には使用不能にする」という事柄は国有財産処分の際によく耳にする事柄である。もし出品品が自衛隊から放出された完全品であれば違法横流し品ということになり、自衛隊所蔵品では無かった可能性の方が高い。よって、No.4F型であったか否かについては判断できないと考える。

*3) http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=21962851&comm_id=2519432


2007年12月末日 サイト管理人 三文楽士

公開 2007.12.29.
「ヤマハ本社」項を現存個体として独立頁化 2007.12.31.
ランサー氏所蔵品ページへのリンク追加 2012.04.07.

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2007.12.31